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おそれるな

「恐れるな」

11/3 召天者記念礼拝  「恐れるな」
イザヤ書 44章 6節〜8節             山田雅人

▼バビロニアに滅ぼされ、捕囚民となったイスラエルの一握りの信仰者たちは、「なぜイスラエルは滅び、イスラエルの神は負けたのか?」という問いを投げかけ続けた。そうして与えられた結論が、イザヤ書に示されている預言だ。神はイスラエルが罪を犯した裁きとして、バビロニアを用いてイスラエルを滅ぼした。しかし神は、イスラエルが滅んだままであるのを良しとはされず、今度はペルシャを使ってバビロニアを滅ぼし、我々を捕虜の身から解放してくださるのだ、と。天地万物を造られた神は、歴史においても世界を導かれる神でもあるのだ、という結論に辿り着いた時、人々は大きな慰めと希望を見出していった。
▼目に見えないイスラエルの神と、バビロニアの偶像神との対決が記される。目に見えない神が、目に見える神に言う−「わたしは初めであり、終わりである。わたしをおいて神はない」。目に見えるものは永続しないが、目に見えない神は初めから終わりまで永続するのだと言う。「わたしがとこしえの民としるしを定めた日から 来るべきことにいたるまでを告げてみよ」−歴史の支配者であり、天地創造の昔から終わりの日まで生きて働く、そのような神は他には決してない、と言う。
▼人類が歴史の中で多くの悪と間違いを繰り返してきたにもかかわらず、今日こうしてあることができるのは、歴史の根底に常に神の支配があり、必要な時必要な人を起こして導かれたからではないだろうか。それは我々一人一人の人生についても言えることだろう。生まれた日から終わりの日までその人生に伴い、愛と赦しをもって背負い続ける神が他にあろうか。だから「恐れるな、おびえるな」と神は言うのだ。
▼天上の信仰の先達たちの人生にも、このような神の声が幾度となくこだましたことだろう。「悩みのうちにあっても恐れるな。私があなたの人生を導く。あなたの悩み、悲しみ、絶望を背負う。なぜなら私は乾いたあなたの心に水を注ぎ、流れを与えるからだ。そしてあなたの子孫にも私は同じように臨み、祝福を与える」と。恐れるな、という神の語りかけは、故人だけでなく残された者の心の内にも届くとの約束である。
▼「あなたたちはわたしの証人ではないか」−信仰の先達一人一人は、神の証人であった。その生き様は、人を造り、歴史を導き、人生の道を備えられる神を証しされた。その生涯は、死んでもなお我々の内に働き、我々がこの世のことを恐れず、神にいつも目を向けて歩むようにと促しておられる。我々もまたそのような生涯を歩み、今度は自分たちの子孫のために、神の証人として故人の生き様を継承していく者でありたいと願う。
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