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あなたはどこにいるのか

2021年10月31日 「あなたはどこにいるのか」 創世記4章 1〜10節 山田雅人

2021年10月31日 『あなたはどこにいるのか』 
創世記4章 1〜10節 山田 雅人
▼人類最初の殺人事件と言われるカインとアベル兄弟の物語。兄のカインは農夫、弟のアベルは羊飼いである。神がアベルの献げ物(肥えた羊)は受け入れたのに、カインの献げ物(土の実り)を受け入れなかったため、カインが怒りと嫉妬のゆえにアベルを打ち殺してしまうという、不条理な物語である。アベルを殺害した後、カインは神から「お前の弟アベルは、どこにいるのか」(4:9)と追求されるが、「知りません。私が弟の番人でしょうか」と言ってのけ、殺人に次ぎ嘘という罪も犯してしまう。
▼この物語のキーワードは「どこにいるのか」という神の問いかけである。同じ問いかけを、神はカインの父アダムにもしている。アダムと女が、神が食べてはならぬと命じていた木の果実を食べ、神から隠れていた時、神はアダムに「どこにいるのか」と呼びかけた(3:9)。するとアダムは、女が私にくれたので食べました、と責任を転嫁し、女の方も、蛇にそそのかされたと責任転嫁をする。二人とも、神と向き合うことを拒絶し、互いに裸で向き合う関係も崩壊させ、神が「食べると死んでしまう」と言った通り、「関係としての死」を経験したのだ。
▼カインもこれと同じである。「弟はどこにいるのか」という神の問いかけに「知りません」と答え、殺人を犯し、嘘を隠し、神と率直に向き合う関係を拒否する。アダムとエバの場合と同じ神との関係の死、人間同士の関係の死の問題が、さらに拡大して描かれているのだ。この関係としての死の問題はやがて人間社会全体の問題にまで膨らんでいく(ノアの洪水物語、バベルの塔物語)。
▼神はカインをエデンの東に追放するも、なお関係の回復という救済を行おうとする。神はすべてを知っていてなお「あなたの弟アベルはどこにいるのか」とカインに向き合い、問いかける。カインが自らの過ちを認め、率直に神とまっすぐに向き合うことを期待して。さらに、その神の期待にも応えようとしないカインに、神は彼が誰からも襲われないように、一つのしるしをつける。これは、神がアダムとエバをエデンの園から追放すると同時に、皮の衣を作って着せて保護したのと同じである(3:21)。
▼神は我々に、いつも率直な応答関係を求め、我々が道を誤ったときも「あなたはどこにいるのか」と呼びかけ、我々が「私はここにいます。あなたの道を歩ませてください」と答えるのを待っておられる。「罪」を意味するヘブライ語のハーターも、ギリシャ語のハマルティアも、「的外れ」の意。どのような時も的外れにならず、神という的にきちんと焦点を合わせて応えていく者でありたい。
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