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きりすとのしょうにん

2021年5月16日  『キリストの証人』  使徒言行録 1章 6〜11節  山田雅人

2021年5月16日  『キリストの証人』 
使徒言行録 1章 6〜11節  山田雅人
▼イエスが天にあげられたという、いわゆる「昇天」の物語は、ルカ文書にのみ記される記事なので、著者ルカによる伝説の創作だと思われる。とはいえ重要なのは、ルカはイエスの昇天物語を記すことによって、初期の教会の存立の秘密を語っている点である。
▼イエスの十字架の出来事のあと、使徒たちは40日の間復活のイエスによって教えを受け、こう命じられる―「エルサレムを離れず、前にわたしから聞いた、父の約束されたものを待ちなさい。ヨハネは水でバプテスマを授けたが、あなたがたは間もなく聖霊によるバプテスマを授けられるからである」(使1:4〜5)。これはルカ福音書のイエスの発言、「わたしは、父が約束されたものをあなたがたに送る。高い所からの力に覆われるまでは、都にとどまっていなさい」(ルカ24:49)の成就である。父が約束されたもの、それは「聖霊」であった。
▼ルカが使徒言行録を記した時代の教会は激しい迫害の中にあり、次々と教会の指導者たちが殉教していく状況下にあった。それは「イエス不在」の不安であった。この不安から人々を解放するためにルカが記したイエスの言葉が「あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、エルサレムばかりでなく、ユダヤとサマリアの全土で、また、地の果てに至るまで、わたしの証人となる」である。こうしてルカはイエスの復活に続き、昇天、聖霊降臨の物語を記していく。
▼聖霊降臨の出来事は、イエスが復活後40日間地上を歩んだのちに昇天し、さらに10日がたった、復活後の50日目、すなわち五旬節、ペンテコステの日に起こったとされている。そのため、すべてに絶望した弟子たちが、イエスの死後たった50日で教会を起こし、伝道を開始したのだと理解されている。しかし実際は、紀元後30年頃と言われるイエスの死から、使徒言行録の執筆された90年頃までは、実に約60年のブランクがある。資料に乏しい古代世界のことを考えれば、50日という数字は定かではない。弟子たちの、イエスの死を悼む「喪に服す作業」には、もっと長い時間がかかっただろう。しかし、「イエスが生きている」という認識のもと、いつのまにか聖霊が下って弟子たちが大胆にイエスの福音を語り始めた、という確かな伝承だけは残された。この事実を我々はルカの物語を通して知らされるのだ。
▼イエスの預言通り、復活のイエスの福音は、聖霊に満たされたキリストの証人たちによって、全世界へと広まっていった。イエスによって最初に聖霊を送られた一人である、弟子のペトロはこう語る―「神はこのイエスを復活させられたのです。わたしたちは皆、そのことの証人です」(使2:32)。我々もまた、イエスは今も生きて働き、メシアとしてこの世と人間を愛していることを、身をもって証しする、主の復活の証人として歩み続ける者でありたい。






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