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あたえられたしるし

「与えられたしるし」 イザヤ書 7章 10〜14節 2020.12.20 山田雅人

2020年12月20日 クリスマス礼拝 メッセージ要旨
「与えられたしるし」 イザヤ書7章10〜14節  山田雅人

▼「見よ、おとめが身ごもって、男の子を産み その名をインマヌエルと呼ぶ」(14節)―マタイ福音書のイエスの誕生物語は、この箇所を引用している。イザヤ書では南ユダ王国のアハズ王に、マタイ福音書ではイエスの父ヨセフの上に、主の御使いが現れて、このしるしが与えられる。それはインマヌー・エル(神我らと共にいます)というメッセージであった。
▼アハズ王の時代はアッシリア帝国台頭の時代。このアッシリアに対抗するため、北のイスラエルと隣国のアラムが軍事同盟を結び、南ユダにも参加を持ちかけてくる。しかしアハズがそれを拒否したため、両国は南ユダを攻撃してきた。そこでアハズ王の取った手段は、神に頼ることではなく、アッシリアの属国となって助けを求めることだった。
▼神の言葉を聞かないアハズに、神は預言者イザヤを通して一方的に介入をして来られる―「それゆえ、わたしの主が御自ら あなたたちにしるしを与えられる」(14節)。そうして与えられたしるしが「神が共におられる」ということであったのだ。
▼アハズから約800年後、同じしるしがイエスの父ヨセフにも与えられる。マリアと離縁しようとしていたヨセフに、神は「恐れず妻マリアを迎え入れなさい」と迫る。ヨセフは、婚外子を身ごもるという姦淫の罪のために死刑になるかもしれないマリアを受け入れ、世間体もプライドも捨て、誰の子とも知れない子どもを自分の子として受け入れ、育てる決意をしたのだ。
▼アハズも、ヨセフも、現実に考えることのできる最良の選択をしようとした。しかしそれは神のなさろうとしていることとは違っていた。我々の想定のつく現実の結末と、神の導こうとしている結末はしばしば異なる。実際、アハズの決断は結局自分の国を滅ぼすことになり、もしヨセフが神の言葉に従わなければ、イエスの誕生はなかったかも知れない。
▼クリスマスは、イエスが私たちと共にあることを覚えるようにと、神が与えたしるしである。目に見える確かな助けよりも、目に見えない神の助けにこそ信頼をおくことが難題である我々ゆえに、神は「それゆえ、私はあなたに一つのしるしを与える」と、今日もイエスというしるしを通して人間をご自身のもとに招き続けておられるのだ。
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