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ただようこうすいのように

ヨハネによる福音書15章18〜27節 「漂う香水のように」 2020.5.10 山田雅人

▼5月の第二日曜、母の日。私の母は5月9日生まれなので、誕生日がよく重なったのを覚えている。牧師(の)婦人として奏楽、看板書き、CS奉仕をはじめ様々に教会に奉仕した母だが、現在は認知症でほとんど寝たきりで、意思疎通もほぼままならないが、献身的なホームの職員の方々に支えられて過ごしている。そんな母の存在を神が変わらず捉えて下さっていると確信出来るのは、聖霊の働きであると思わされる。
▼当該箇所は聖霊の話。次章16章2節の「会堂から追放する」という言葉は、福音書記者ヨハネの教会が当時迫害を受けていた実情を示している。そのような時代に生きた教会の人々に向かって、ヨハネはイエスの口を通して「私はあなたがたに弁護者を送る」と記す―「わたしが父のもとからあなたがたに遣わそうとしている弁護者、すなわち、父のもとから出る真理の霊が来るとき、その方がわたしについて証しをなさるはずである」(26節)。一般に「聖霊」というところを、ヨハネは違う言葉で「弁護者」、「真理の霊」(ギリシャ語でパラクレートス)と記す。十字架後のイエスは確かに地上から取り去られたが、聖霊を送って下さっている。それが私たちの心の中に残っている。それによって我々はイエスとつながっているのだというヨハネの信仰の表れだ。
▼27節には「あなたがたも、初めからわたしと一緒にいたのだから、証しをするのである」と記される。我々も聖霊の働きによってイエスを証しする者の一人である。イエスの証人は、イエスとの長い親密な交わりを持っている。また、イエスの教えが真実であるという確信がある。そして、他者にもイエスを知ってもらいたいと願う。それがイエスの証人である。
▼イエスが生きていた時に地上で交わった人にも信仰は生まれたが、ヨハネは「死ななければ聖霊は来ない。イエスが死んだからこそ、本当の意味でイエスと私たちをつなぐ聖霊=パラクレートスが来たのだ」と語る。「わたしにつながっていなさい」という葡萄の木の譬えはこのことを示している。しかも、「霊」には制約がない。我々がどこへ行こうと、聖霊はいつも共にあり、世界のどこにおいても、聖霊は人の心に訴え、香水のように私たちの周りに漂っているものだ。
▼イエス亡き後も、我々は聖霊に満たされて書かれた聖書の証言と、聖霊によって生きて働く御言葉を通して、神が今も働かれていることを知る。イエスが私とつながっていることを知り、私と誰かとの間で、生きて働き続けていることを知る。時につぶされそうになったり、絶望して投げ出したくなる世の様々な困難の中にあって、見えるものだけに捉われて見えないものに対する信頼を失うのではなく、「あなたに弁護者を遣わす、あなたに真理の霊を送る」と語るイエスが共にいることを常に思い起こし、そこにいつも真理が示されることに希望を持って、閉塞感なお漂う日々(covid19)を過ごしたい。
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