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うけつぐべきもの

ヨハネ黙示録7章9〜17節 「受け継ぐべきもの」 2018.10.21

▼預言者ヨハネは、この世の歩みを信仰に忠実に全うしたキリスト者たちの天上における様子を、彼が神によって示された幻によって記す。キリスト者として大きな苦難を体験してきた彼らは、小羊の血すなわちキリストの十字架の出来事によって死から命へ、地上から天上への道を歩むことを赦され、そして今や地上の苦難から離れ、神の保護のもとで神に仕え、そしてこれからは飢えも渇きも暑さもなく、彼らの牧者たる小羊キリストによって永遠の命を与えられ、神は彼らの悲しみに終止符を打たれると語る。
▼ヨハネ黙示録(紀元95年〜96年頃執筆)が生み出されたきっかけは、ローマのキリスト教迫害による影響が大きいと言われる。日本のキリスト教会が戦時中に天皇礼拝を強いられたように、当時のローマはキリスト教徒に皇帝を礼拝する祭儀への参加を強いていた。皇帝礼拝を受け入れず抵抗をしたクリスチャンもいただろうが、信仰か迫害かの選択に直面させられ、教会を去った者も少なくなかっただろう。自身も迫害を受け、エーゲ海のパトモス孤島に追放されていたヨハネは、このような危機の只中で筆を取る。
▼メッセージは15節にある―「それゆえ、彼らは神の玉座の前にいて、昼も夜もその神殿で神に仕える」。「昼も夜も」は「絶えず」、「神に仕える」は、「礼拝する」の意味。つまり、礼拝は天においても中断することなく絶えず続けられており、それが信徒の至福だというのだ。我々の幸せは物質的豊かさでもお互いの交わりでもなく、神との関わりたる礼拝であるというのだ。知り合いの牧師は礼拝堂に常に天上者の写真を飾っている。「天のみ民も、地にある者も」神を賛美する礼拝をしているからだと言う。
▼ローマ帝国時代のキリスト者が世の価値観にぶれることなく歩んだように、我々も、黙示録の著者ヨハネが励ますごとく、我々を取り巻くこの世の状況がいかに変わろうとも、たゆまず礼拝を守り、神と人とに仕え、信仰を継承していく者でありたい。そこに、地上でも天上でも変わらず共にいて下さる神が、イエスを通して私たちに与えてくださる平安と勝利があることを心に刻みたい。
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