2019年度 主題聖句
『その人は流れのほとりに植えられた木。ときが巡り来れば実を結び 葉もしおれることがない。その人のすることはすべて、繁栄をもたらす。』(旧約聖書 詩編 1編3節)

年主題 「ことばに満たされて 〜ひびきあう〜 」

6月の聖句「息あるものはこぞって 主を賛美せよ。ハレルヤ。」
(旧約聖書 詩編 150編 6節)

6月の主題 「動き出す」
・保育者のさんびや祈りのことばに心を合わせようとする。
・自分でしたいことが増え、楽しさを感じるとともに葛藤も味わう。
・保育者や友だちに興味、関心をもって、関わる。
・絵本やお話を通して、豊かなことばに出会う。


「かわいい子には…...。」        園長 山田 雅人

大津市で信号待ちの保育園児が巻き込まれた交通事故、87歳の高齢ドライバーの運転過失による若い母子の死亡事故、小さい子どもが遊んでいる公園に誤って突っ込む車と、最近、安全な場所にいても巻き込まれる事故が相次いでいます。昔は「かわいい子には旅をさせよ」と、子どもの自主性を育てることわざがありました。しかし、子どもだけで公園で遊ばせたり、自由に散策することさえ危なくて憚られる現代では難しいことかもしれません。
代わりに現代では「かわいい子には我慢をさせよ」と言った人がいます。私は教師時代に、問題行動を起こす生徒の親が、子どもの言いなりになってしまっているのをよく見てきました。そうした親の姿勢に警鐘を鳴らした言葉です。わがままにブレーキをかけることで、人の話を聞き、落ち着いて考える子に育つために、意識して我が子に「我慢させる」事が必要な時代かもしれません。